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写メ日記写メ日記
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ってさ、よく見るとカエルの卵みたいだよね。



で、そんなカエルの卵が沈殿した池。

飲み終わるまでそれを飲んでた友達には言わなかった。
言えなかった。

飲み終わってからゆったら、すっごく微妙な顔して空のジョッキを見つめてた。

『君が飲んだそれ、カエルの卵みたいだね!』



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GIVE and TAKE
SHINYA & MAI





「それで?」


ぐらぐらする頭で呆れた声を聞く。
視界はぼんやりしていて、眼鏡をかけた男を捉えた。


「原因は自覚してんだろうな?」

ガツンと容赦なくあたしの頭を叩いた彼はあたしの眠るベッドの端に座った。

ギシリ。

なんかエロい音。
と思っていたら口に出していたらしく、スパンとまた叩かれた。

「熱は?下がんねぇな。薬持ってきてやったから飲めよ」
「しん、やぁ」

そうか。熱があるからなのか。
喋るとたどたどしくなる口調を楽しんでいたあたしはようやくそれがどうしてなのか気付く。
とか思ってるうちに慎也が出した薬は粉薬で、あたしはゲッと眉を寄せてそっぽを向いた。

「コラ」
「漢方いやー苦いもん…!こないだの薬はぁ?」
「文句言うなっ追い出すぞ!?」
「ひとれなしぃー…」

ひとでなしと叫んだ言葉はまたうまく言えずに変な言葉になった。
ここは慎也の部屋。

「お前が風邪ひく度に世話させられる俺の気持ちになれ」
「え、あ、ちょっと慎也…」

慎也はあたしが起き上がれないように胸元を片手で抑えながら、あたしの上にのし掛かってきた。
身の危険を感じてあたしは足をバタバタさせる。
ベッドは慎也のだから、慎也の匂いがする。
近付いてきた慎也の体からも慎也の匂いがする。

眼鏡なんて彼は仕事してる時しかかけないけれど、あたしは割と眼鏡かけてる時の慎也はカッコいいと…


思っていたらその顔が至近距離で歪む。
擬音するならニヤリって感じ。


「オラ!飲めっ」
「ひゃあぁぁ」

頭の上で両手を拘束されて、鼻を摘まれて薬を口に流し込まれる。
こんなトコ慎也の親に見られたらかなりヤバいんじゃなかろうか。誤解されそう。

舌の上に乗った薬は早くも苦みを訴えてきて、うぇってしようとしたらそれより早くに慎也はあたしの口にペットボトルを突っ込んだ。
もう観念するしかない。
多分慎也が昨夜に飲んだままベッドヘッドに放置したものだと思われるそのミネラルウォーターは少し温くて、喉を滑るようにして流れていく。
一緒に半分溶け出した粉薬も流れていって不快ったらない。


「あんた…こんなことしてあたしの彼氏にバレたら殺されるよ…」
「昨日この寒空の中公園で抱き合ってた奴?」
「うぅんそれとは違う人。」
「じゃ彼氏に叱られんのはお前だバカ!」

また叩く。
男の子はみんなあたしに優しいけれど慎也は昔からあたしに厳しいね。


「どこがだ!俺がどんだけお前のフォローしてやってっと思ってんだ!」
「あぅー怒鳴んないでぇ頭痛いぃ」

またしても口に出ていたらしいあたしの思考は、ソッコー慎也に突っ込まれる。
それから慎也はため息をついた。
さっきまでとは打って変わって優しげな手つきであたしの額に触れる。
あたしが熱いからなのか、いつもコンピューターにしか触れていない慎也の手はとてもひんやりとしてあたしの神経に伝わった。

「もう寝てろ」
「慎也、お仕事?」
「おう。今からでかい取引に入るから、邪魔すんじゃねぇぞ」

眼鏡をかけ直して慎也はあたしに背を向けた。
椅子に座ってパソコンに目を戻してしまう。
慎也は株というのをやっているらしい。
いつもパソコンとにらめっこしてお金の取引とやらをしている。
あたしはさすがにこれ以上は迷惑をかけまいと思って素直に黙り込む。
パソコンに向かう慎也の後ろ姿を見つめながら。


あたしの家は共働きで、めったに家族がいない。
あたし自身もモデルの仕事をしているから普段は気にならないけれど、小さい頃こうして風邪をひいた時、一人で家にいるのは心細くて、いつも幼なじみでご近所の慎也の家に預けられた。
今は別にもう一人でも大丈夫な年だけど、だけどあたしは甘えん坊だから、今でも風邪をひけば慎也の家に来るのだ。

彼氏なんかよりよっぽど頼りになる慎也。
あ、今の思考だけは口に出してないといいな。


と目を閉じようとしたらその瞬間、慎也は赤い顔して振り返った。
あれ、聞こえちゃったかな。

「お前な!じっとこっち見てんなよっ」
「なんれわかったのぉ?」
「鏡に映ってんだよこのお馬鹿」

また馬鹿って言った。
確かにIQも言動も行動も慎也の方が上だけどだからと言って言い過ぎだ。

「いいじゃん…別に、なんも邪魔してないもん…」
「気が散るんだよ……ってあぁ!とられた!」
「え、マジ?だっさ慎也!」
「元気じゃねぇかお前!?」

あたしに構っていた慎也がばっとパソコンに目を戻してしまう。
そうか、見えてたのか。というかあの鏡、昨日まで別のところに置いてあったのにパソコンの横なんかに立てておくから見えちゃうんじゃない。
伏せるか元の場所に戻せばいいのに。

そんなことを思いながらあたしは不意にバイブしたケータイを手にとっていた。
新着メール2件。
一件は彼氏。明日会えない?だなんて、あたしの体調も浮気も知らずになんて呑気な男。
もう一件は親友、久美だった。

『風邪ひいたって?今からあたし大元んち行くから待ってて。みかんゼリー買ってきてあげる』

久美には風邪ひいただなんて言ってないはずなのに。
あたしはチラリと慎也をみた。
きっと慎也がメールしてくれたんだ。

「慎也、久美来てもいい?」
「しょうがねぇなぁ。どうせうち今親いねぇから勝手に上がって貰え」


そうわざとらしく言った慎也の耳がピクピクと動いた。
嘘をついた時の慎也の癖。
慎也が久美を呼んだ証拠だ。
きっと自分が仕事で忙しくてあたしの面倒見れないからなんだ。


じっと鏡の中の慎也を見つめていたら、ふいに目があった。
あぁなるほど。あたしはまたやっと気付いた。
後ろ向きになってあたしのことが見えないから、だからそこに鏡を置いたのね?


なんだか酷く嬉しくて熱に浮かされたあたしの体の中に、キラキラしたものが流れ込んでくる。
それは何故か涙に変わってじわりとあたしの目に浮かんだ。

気付かないで慎也。
これ以上心配かけたくないよ。

あたしは寝返りを打って、慎也から背を向けた。
涙が収まったらまたあなたの目の届くトコにいる為に、そちらを向くから。

「おい、大丈夫か?吐くか?」
「……乙女に向かって吐くとか…」
「んなら俺、ちょっとマジでこの取引成功させたいから集中すんな。久美が来んのあと1時間くらいだろ?来たら起こしてやっからマジで寝ちまえ」
「ん…」


慎也は分かりにくいな。
他の男の子はみんな優しいけど、慎也は昔から厳しいの。
でも、他の男の子より麻衣のこと、大切にしてくれるね。

そういえば昨日一昨日と公園で嫌々抱かれてた時も、気付いたらそこにいて、呆れた目であたしを叱って、連れ戻してくれた。
今日の朝、それで風邪ひいて電話したら、馬鹿って怒鳴った。

『すぐ向かえに行くからあったけぇかっこしてろ』

それからそう、優しい声で言ってくれた。

なんにもメリットがないのに世話してくれるのなんて、慎也だけだよ。



カタカタと、慎也がキーボードを打つ音が響いてる。
定期的なその音に眠気を誘われて、あたしはうとうとし始めた。
このまま慎也のキラキラに満たされて眠れたらきっと気持ちいいだろうな。
でもその前に涙を止めなきゃ。

あたしは眠りに落ちる淵で耐えて、ケータイを打った。
久美には、ありがとうと一言。
それから2週間付き合ったあたしの呑気な彼氏にはごめんねと。


「しんやぁ」
「んだよっ話しかけんなっ」

カタカタとキーボードを叩くのをそのままに慎也が返事する。
あたしは慎也の方を向かないまま、報告した。


「あたし、彼氏と別れたぁ」


一瞬、キーボードを打つ手が止まる。
どんな顔をしてるか気になって、涙をふいて慎也の方を向き直した。



「――そうか」


素っ気ない言葉。また始まるキーボードの音。
またあたしがすぐに彼氏を作るって分かってるんだろうな。


でも、鏡越しの彼の表情はほんの少しホッとして見えるから別れた甲斐があった。
その表情はまるであたしの父親であるかのような。


大丈夫だよ、心配しないで慎也。
あたしはどんなに悪いことしても、こうやっていつでもあなたの目の届く所に戻ってくるから。

あなたのあたしへの思いが恋じゃなくても、あなたが誰よりあたしを大切にしてくれる限り、いつでも。


とりあえず今は、久美が来るまであたしを包んでいてね。
恋する女にだけ見える、あなたのキラキラで。





お題11、ビスケットの星を君に。
つーか早く書きたいなぁ。GIVE and TAKE。

の四季は美しい



こないだ友達とデカいパフェ食べに行きました。
なんでか知らないけどケーキが乗っててびびった。



クークスに最近はまってます。



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