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写メ日記写メ日記
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いずれ本編で。



一気に大量アップ。
まだまだ続きます。
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どうしますか?


タカ「そりゃあ…」
イズミ「殺す。当然」
タカ「まさか、君に僕が殺せるはずないよ。君は僕に甘いから」
イズミ「にやにや笑うな」
タカ「だから僕が先に君を撃てるよ」
イズミ「まさか、お前が私の敵になる訳ないだろ。最終的にお前は私より甘いから」

「タカ」



それはとても晴れた朝。
或いは芝生の上暇を持て余した真昼。
或いは、熱いコーヒー片手に窓辺でフクロウの鳴き声を聞く深夜。
或いは今のように、情事後バスを使ってふとベッドに戻った瞬間でもある。


「タカ」


彼は、心を飛ばす。
ぼうっと空を見て、星を見て、宙を見て、海を見て、一心に想う。

「…タカ」

懐かしい頃を。
故郷のことを。

イズミには故郷などあってないようなものだし、ましてや良い思い出なんてないから懐かしくなどない。
しかしタカには、想うべきことがある。
時たま彼は「こう」なって、そうなるとイズミの呼び声など届かないところへ行ってしまう。

そんな彼を見るとイズミは心の奥底にもやっとしたものが溜まるような気分になった。
悲しいのか寂しいのか切ないのか、ともかくそれは口に出すにはプライドが許さないような、嫌なもやつき。
イズミはタカが気付かないと知りながら何度も彼を呼ぶ。


「ねぇ…」

戻ってきて。
同じところに一緒にいると約束したじゃないか。
一人で過去に戻ったりして私をおいていかないで。

本当は、彼が何を懐かしんで何を想っているのか知っている。
もやもやの正体も分かっている。
知らないふりをしたい…というか、イズミの心底がそのことを思い出したくないだけだ。
その証拠に。



「鷹人、さん」



どう呼べば彼が振り向くか知っている。

「ん、呼んだ?」


傷付いた表情は彼が振り向く刹那。
今までトリップしてたのなんて無かったみたいにいつもの優しい笑顔でイズミを見るタカに心の中で問う。

誰に返事をしたの?
私?それとも…。

『おうたをうたって たかひとさん…』

遠い彼方で今もあなたの幻想に心を浸す、あなたの婚約者なの?
彼のことを鷹人さんと呼ぶのは、カナだけ…。

彼はイズミを置いて、心の中で愛しい人に会いに行くのだ。
不思議そうに見つめるタカを見てイズミはふっと息をついた。

でも、いいの。
それでもいいの。
例え、囁けない愛を飲み込んで抱き合った直後に他の女のことを考えていても。

だって現実、タカはイズミを信頼していて、イズミはタカのたった一人の相棒であり、パートナーだから。

「さっさとシャワー浴びて服着ろバーカ」

せめてもの嫌がらせに濡れたバスタオルを彼の顔面に投げつける。

そう、別にいい。
…でも出来るなら。

イズミは想う。
一瞬だけ頭を掠める、スラム街。

『お前の名前は、和泉。この汚い下水の川に湧き出す美しい純水だよ』


出来るなら、タカの名前を決めるのが自分だったら良かった。
自分だけが初めて彼の名を呼んで、自分だけが彼をそう呼び続けられたら良かった。

イズミがそうされたように名前を付けて、彼をここに縛り付けられたら、もしそうなら本当に良かったのに。
「大体なんで女装なんだ」

目の前には、濡れた体を拭きながらドレスに着替えるタカ。
その様子をじっと見つめているキャメル。
既に黒人女性に扮し終えたイズミは、タカの楽しそうな様子を見て呆れていた。

「ナンパされやすいだろ?まさかあいつらも僕らがさっき海に落ちた殺し屋だなんて、思えなくなる」
「………私一人で行けるのに」

フェリーの中、死んだことになっているから下手に動くことはできなくて船尾で二人は息を潜めるようにして着替えているのだった。
タカはドレスのファスナーを閉じながら、甘い声で、ダァメと呟く。
化粧をしたからだろう、流した視線が酷く色気を醸していて、イズミは眉を寄せた。
イズミが男を誘う様子や手練手管を熟知しているタカは、こういった演技に長けていた。
気に入らない。

「君一人で行って僕はどうするのさ」

喉に湿布型のボイスチェンジャーを取り付けて喋ると、まさに女だった。
元が貴族だからなのか、元来の物腰の柔らかさも手伝って酷く上品に見える。

「だって」

女のイズミが見ても惚れ惚れする彼の姿に、イズミはますます眉間のしわを深めた。
そんなイズミを見てタカは仕方なさそうに彼女の頭を撫でる。
だって、の次の言葉は、彼にも想像出来ないものだった。

「お前がそんなだと、他の男が見るだろ」


目の前の黒人の頬が染まる。
隠れなきゃならない身でありながら、タカは声をあげて笑った。
普段の僕の気持ちを思い知ったか、そう心の中で叫んで。
笑われることが分かっていたイズミはそっぽを向いてしまう。
笑いすぎて涙さえ浮かんできたタカはなんとか笑いをこらえながら、告げた。

「そうなったら男に変装した君が僕を救い出して」

そしたら僕は君をずっと信じ続ける鳥になるよ。



そう、今の君のように。




立ち直れてません。
二人で予約していたオーケストラをキャンセルして、ブルーマンの舞台もキャンセル。
クリスマスに食事に行くはずだったホテルもキャンセルして、私は彼氏へのクリスマスプレゼントを返品に行かなきゃなりません。
二人で注文してたボジョレーは昨日のうちに一人で飲み干しました。

今日彼を見かけました。
少しだけ話が出来た。
まだ私は彼が好きで、彼も私を好きでいてくれて、それだけで泣きそうだった。
私は金持ちじゃないけど母親が私に異常な執着をしていて箱入り娘で今回の件も彼女が原因なのですが、彼は金持ちのおぼっちゃまです。
相手のお父様に母が酷い攻撃をした結果がこうなので、もうどうしようもなくて私達はやっぱりもう会えないでしょう。
なんとかするよって言ってくれる彼だけど、分かってます。
もう会えません。
寂しくて寂しくて……………クリスマス気分でいちゃつくカップルに片っ端から唾引っ掛けたい気でいっぱいです(笑)

とりあえずボジョレー解禁おめっとさん☆

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